裁判にもかけられず、政府・軍公認のもと、生きたまま臓器を摘出され死亡した、多くの法輪功被害者の真実。

国連人権委員会、アメリカ議会、欧州議会で議論沸騰!

本当に無実の人々が臓器狩りで殺されているという結論が、出た以上は、唯黙つて座つている訳にはいかない。

私の家族の一人が、法輪功学習者から臓器を収奪する事業に関わつていました。其の為、我が家は大きな苦しみを味わつてきました。

これは、本書の、はじめにに出てくる、著者が直接、インタビューしたアニー/仮名、の証言だ。

アニーの夫である外科医は、蘇家屯強制収容所から送られてくる、2000人以上の法輪功学習者から、角膜を取る手術をさせられ、其れに耐え切れなくなり国外に出たと云う。

此の病院では、生きている法輪功学習者に心臓を止める注射をし、流れ作業で、心臓、腎臓、肝臓、角膜を摘出し、最後は、ボイラーで焼却するため、遺体は残らない。

思わず、まさか、と言つてしまう話だ。著者も、最初はそう思つた。

しかしながら、著者は、こうしたインタビューや証拠を積み上げて、ジグソーパズルを組み立てるように、
臓器狩りの全体像を描き出してゆく。

此のショッキングな話の真偽に疑問を持つた方は、是非、本書を読み、確かめて欲しい。弁護士である著者は、常に反証可能性を念頭に置き、丁寧に、一つひとつと事実を検証してゆく。

感情的な言葉はなく、淡々とした文章ではあるが、行間からは、深い悲しみと、止むに止まれぬ思いが伝わつてくる。